教育熱心な親のもとで、元気をなくす子供たちがいる。
プロ家庭教師集団「名門指導会」代表の西村則康さんは「大量の課題や細かい管理で子供を精神的に追い詰めていたら、それは“教育虐待”といえる。
親も子も自覚しにくいのが怖いところだ」と指摘する――。
■30分でも「ぼーっとしている」のが許せない
近頃、「教育虐待」という言葉が世に浸透しはじめている。
虐待というと、子どもに暴力を振るったり、暴言を吐いたり、育児放棄をしたりといったいわゆる“ダメ親”を思い起こす人が多いだろう。
その対極のように見える教育熱心な親は、一見子供思いの“いい親”に思われがちだが、子どもを精神的に追い詰めるという点では、前者と変わりない。
むしろ、やっている方もやられている方も自覚しにくいという怖さがある。
カズマくんの家を訪れた時のことだ。カズマくんは中学受験を目指す5年生。両親は共に高学歴で教育熱心。受験塾には1年生から通わせている。
カズマくんのお母さんは、とにかく勉強をやらせたがる。カズマくんが勉強していない時間が一瞬たりとも許せないようで、次々と課題を渡す。
例えば2時間勉強をしたら、30分の休憩が必要だ。この30分が子供にとってはリラックスできる時間で、そのメリハリが効果を上げる。
そう、アドバイスをしても、お母さんは聞く耳を持たない。その30分すら休ませたくないのだ。
「ぼーっとしたり、遊んでいる暇があったら、勉強をしなさい! 成績が上がらないのは、努力が足りないからよ!」
休むくらいなら、この30分に勉強をして、クラスを2つ上げてほしい……。たくさん勉強をすれば成績が上がると信じているのだ。
■頑張っているのに、成績が上がらない原因
お母さん思いのやさしい性格のカズマくんは、言われたままに勉強をする。
だが、その表情には生気がない。あと1年持つのだろうかと心配になる。
受験指導をしていると、多くの母親から相談を受ける。その多くが「頑張っているのに、成績が上がらないんです……。
あと何をやらせればいいのでしょうか?」といったものだ。
長年、受験指導をしてきた私から見ると、成績不振の原因の多くは、「間違った勉強のやり方をしている」ことが挙げられる。
中でも勉強のやらせすぎが多い。そういう親の多くが、「自分は努力をして成功をつかんだ」という経験者だ。
高学歴のカズマくんのお母さんが、量にこだわるのも、自分はたくさん勉強をしてきたから結果を出すことができたと思い込んでいるからだ。
だが、成長途中の小学生の子供は無理が利かない。夜遅くまで勉強をさせれば、そのダメージは翌日に必ず響く。
教育熱心な親は「間引きをする」という発想がない。
■習い事のやらせすぎは「遊び」の機会を奪う
やらせすぎは勉強に限らない。近頃は幼い時からたくさんの習い事をさせる親が増えている。
インターネットの普及で情報があふれている今、子育てに関する情報に振り回されてしまう親が多いのだ。
「東大生のほとんどは幼い時に公文とピアノを習っていた」と知れば、目の前にいるわが子の興味などお構いなしに教室に入れる。
「4年生から始まる人気受験塾に入れたいのなら、低学年のうちから席を確保しておかないと入れなくなってしまう」という噂が流れれば、われ先にと入塾させる。
なんでも早く始めるのが有利という風潮が、以前にも増しているように感じてならない。
習い事をさせるのが悪いと言いたいのではない。子供が関心を示せばどんどんやらせていいと思う。だが、やらせすぎには注意が必要だ。
なぜなら、幼い時からの習い事の詰め込みは、子供の自由を奪うからだ。
子供は遊びや生活を通して、いろいろなことを学ぶ。
鬼ごっこ一つをとっても、鬼に捕まらないようにするのはどうしたらいいのか、遊びをもっと盛り上げるには、どのあたりにいるとおもしろくなるのかなど、考えて行動する。
また、子供同士の遊びには喧嘩がつきものだ。そういう時にどうしたらいいのか考える機会も得られる。
判断力、問題解決力、予想力、想像力、表現力など、遊びを通じて身につくものは多い。その機会を奪うこと自体が、私は教育虐待だと思っている。
https://news.livedoor.com/article/detail/17401774/
2019年11月19日 9時15分 プレジデントオンライン
>>1
高学歴って言っても中途半端な大学なんだろ
自分に自信がないから子供に過剰な期待をする
>>19
そういう親もいるけど、そこそこ高学歴の母親は本当に怖いぞ
努力してもだめでした
>>2
所詮は学力も遺伝よ
ウチの近所には
野球経験者の父親が子供に野球を教えてるけど
これと一緒な感じだな
>>3
これはうちの近所にもある
父親が子が幼稚園くらいから野球洗脳はじめて、小学生になったら野球チームに入れて…って感じで
それ以外の選択肢を与えない感がすごい
学歴に拘るのは労働者階級だけだろ。
まず親が雇われを辞めないと。
教育ママゴン健在
なんで
兄弟なのに
デキがちがうのか不思議
性格が左右するものなの
>>8
兄は年上な分出来て当たり前
弟は年下だから出来たらすごいと言われる
周りの反応が違うからそれが本人のモチベーションに大きく関わる
歳がひとつふたつ違うだけで手のかかりかたも違うからなぁ
それをある程度ものごとの分かるような歳の兄がどう見るかとか
ルート選択の要素はいくらでもあるからそりゃ性格も性質もかわる
核家族内で女親が幅を利かせるとこうなる
>>9で終了
害悪の大半はお受験ママ
使えない学歴エリートを量産されて社会が大迷惑
高学歴エリートの男と、顔がいいだけのバカ女
この子供が予後不良
>>13
このパターンは、
顔はパパ似、オツムはママ似という
とても残念な娘さんという例を
多く生み出しています。
>>28
あるあるすぎて草
>>13
平安時代から続いてるじゃねーか
諸行無常なわけだわ
自分も出来たのだから等だろう
子供は自分とは違うと言う事を認識しないと
大体この手は教え方が悪い事も多々あるからな
一度っきりの事だから失敗が許されないと思い込んでる
最低限失敗できない場所はあるが最高を最低限にする必要は無い
特別なことより
普通なことが大切
身の丈でよくないか?
こうやって名門校に入った子が周りに付いていけなくなって転落するんだよな
その後立ち直れたらいいがそのままニートになり子供部屋おじさんになり社会を逆恨みしてテロを起こす可能性も十分ある
>>30
無理してはいっても
回りがガチ優秀だといきなり3桁転落だし
勉強も早いからついてけなくなって
自尊心きづつくし
これは東大でも言えるけどな
うちは母親が習い事沢山させたがりだったな。
泣きながらピアノ教室行ったのを覚えてし、コンクールも本当に苦痛だったな。
が、数十年たって、ピアノ教室や英会話教室に行かされててよかったと思える日がくるとはなーー。
メンタル崩さずにいられたのは父親の影響がおおきかったと思うよ。
イヤならやめさせてもイイって水泳教室は辞めることができたし。
家庭教師も合わないっていったら簡単に変えてもらったし(母親のおきにいいりだった)。
たぶん両親揃って同じベクトルな人だと>>1みたいなものになるとおもう
母親が低学歴で勉強の仕方(させかた)を知らない事例のほうが多そうだけど
本当の高学歴者ほどわりと放任主義
ちゃんと哲学や教育学を学んでるし、なによりイザというときの受験のテクニックを知ってる
>>43
周りの高学歴者は放任主義だけどテクニックとか教育学とか知らないわ
>>43
本当の高学歴というかガチでスペックが高い人でしょそれ
>>1みたいになりやすいのは努力してそこそこ高学歴になった普通の人だと思うわ
チートみたいな頭を持った連中との根本的な差を身をもって知ってるから焦る
俺の小学校時代なんざ如何に親の目盗んでファミコンをするか、に色々考えたな。
数日前にそもそも総研でやってた「競争では学力は上がらない」という話が興味深かった。
ほんと日本の教育は競争のための競争でしかないんだよな。
スポーツを重視して競争させることばかり熱心で、就職に役立つ知識や教養は教えない。
>>67
就職には役立つんじゃないの?
学校教育、特に運動部なんか完全に就職に特化した社畜プレス工場じゃん
就職した後にどう機能するかは知らんという感じだけど
もともと頭がよくない子供に朝から晩まで勉強をさせて能力以上の進学校に行かせても周りに付いていくのがやっとで気の毒だよな
人生において学業はあくまでも一要素
そういうことが見えなくなるんだね
コメントする